2023年3月9日、三谷産業・小金井精機製作所連携講座*第2回特別セミナーを実施しました。
本セミナーでは、大阪大学教授の渋谷陽二先生が、2023年秋に開設されるメカトロニクスと日本型ものづくり(仮称)プログラム(EMJM)を紹介しました。
続いて早稲田大学教授/東京大学名誉教授の藤本隆宏先生による基調講演では「2020年代のデジタルものづくり戦略『CAP産業分析』と上空・低空・地上分析」と題し、日本の製造業の歴史的変遷やその特徴・強み、他の国の製造業との違いなどが紹介されました。
パネルディスカッションでは大阪大学教授の榎本俊之先生がモデレーターを務め、小金井精機製作所の鴨下祐介社長、日越大学のNguyen Van Thang講師、そして藤本隆宏先生をパネリストに迎え、ベトナムにおけるものづくりの未来と、その中で大学が果たすべき新たな役割について議論しました。今後、日越大学はメカトロニクスと日本型ものづくり(仮称)プログラム(EMJM)を新設し、日越のものづくり企業との連携を強化し、産業界の求める人材を輩出するとともに、ベトナムの製造業の発展に貢献することを目指します。
*三谷産業・小金井精機製作所連携講座は「日本型ものづくり」をキーワードに、日本における製造業の発展の歴史、企業の具体的実践事例についての講義および特別セミナーを実施することにより、グローバルな視野で日本のものづくりを捉えることが出来る人材の育成を目的としています。同連携講座は 2021 年の秋に設置され、現在、2 年目を迎えています。