学長からのメッセージ
持続可能な開発の実現は、国連の持続可能な開発目標(SDGs)で強調されているように、世界にとって喫緊の課題であり、ベトナムと日本両国にとっても重要なテーマです。日越大学は、大学の基本理念として持続可能な開発を掲げることにより、新しい価値を世界に発信していきます。
日越大学は、2035年までに、先端技術と学際科学を含むサステイナビリティサイエンスの領域においてアジアで一流の研究大学になることを目指しています。そのためには、広い視野を持つ人材の育成が必要であり、日越大学ではリベラルアーツを教育理念として掲げています。サステイナビリティサイエンスとリベラルアーツの融合が日越大学の教育の大きな特徴です。
現在、日越大学には地域研究、企業管理、公共政策、グローバル・リーダーシップ、ナノテクノロジー、社会基盤、環境工学、気候変動の8つの修士課程プログラムがあります。
また、日本学、コンピュータサイエンス&エンジニアリング、シビルエンジニアリング、スマート農業とサステイナビリティ、食品工学と健康、メカトロニクスと日本型ものづくりの6つの質の高い学部プログラムもあります。
日越大学のすべてのプログラムはサステイナビリティサイエンスの概念を持ち、社会科学と自然科学の多くの分野をカバーする学際的なプログラムを実施しています。
大学の理念・目標
ミッション
ベトナム、日本、東南アジアをはじめ、世界で活躍できる次世代のリーダー、マネージャーやエキスパートを目指す人材を育成します。
持続可能な開発のために、最新のテクノロジーと学際科学における研究成果を生み出し、ベトナムと日本の間の知識移転を促進し社会に貢献します。
ベトナム国家大学ハノイ校のミッションにコミットし、ベトナムの高等教育制度を改善します。
ベトナムと日本の友好関係を促進します。
2030年に向けたビジョン
持続可能な発展のために日越両国の優位性を活用し、先端技術と学際科学の分野で、アジアにおいて主要な研究志向大学を目指します。
教育理念
リベラルアーツとサステイナビリティサイエンス
大学理事会
日越大学理事会は、20名のメンバーで構成されておりそのうち10名はベトナム側代表、10名は日本側代表です。すべての理事会メンバーはベトナム国家大学ハノイ校総長によって任命されます。日越大学理事会の任期は5年間です。日越大学理事会には以下の任務と権限があります。
– 日越大学の中期発展戦略および運営計画を承認し、ベトナム国家大学ハノイ校に提出する。
– 国内外の民間セクターからの資金調達を促進し、大学の建設と発展に資する。
– 大学の資源の使用状況を監視し、大学の規則および重要な内部管理規則の実施を監督する。また、大学傘下のユニットの設立、合併、分割、分離、解散を行う。
– 学長および副学長の基準、任務、権限および利益に関する規定を承認し、日越大学およびベトナム国家大学ハノイ校の現行の定款規定を遵守する。
– 学長および副学長の業績を毎年評価し、学長および副学長の任命をベトナム国家大学ハノイ校の総長に提案する。
日越大学理事会には、日越大学理事会議長によって設置される内部統制委員会が含まれます。内部統制委員会は3名から5名の委員で構成され、日越大学理事会議長に助言を与え、補佐する責任を負います。内部統制委員会は、理事会メンバーおよび学長室メンバーの活動を監督し、与えられた任務と権限の実施を監視します。