日越大学、学部スマート農業とサステナビリティ/食品工学と健康プログラム、学部コンピューターサイエンスとエンジニアリングプログラム、および学部日本学部プログラムの学生たち9名が、2024年2月19日から24日までの一週間、先端工学・技術 学部・研究科講師のHieu M. Dang先生と共に科学技術振興機構「さくらサイエンスプログラム」の一環として熊本県水俣市を訪れました。
このプログラムは、”水俣病を正しく理解し、環境問題や地域社会の持続可能性を考える”というテーマに沿って実施されました。参加者は、開講式で水俣市の髙岡市長に表敬した後、水俣病資料館でのガイドツアーや、熊本県環境センターでの学習、さらにはエコパーク水俣での見学等を通して、水俣病の歴史と教訓、環境保全活動、地域リサイクル事業の取り組みについて深く学びました。
また、水俣高校の生徒たちとのSDGsに関するディスカッション、日本文化体験、里山保全活動など、多岐にわたるプログラムが組まれ、学生たちは日本の持続可能な開発への取り組みや文化を肌で感じることができました。この貴重な体験を通じて、学生たちは水俣病の歴史から学ぶべき教訓の重要性、現代の環境問題への取り組み、そして持続可能な未来を築くための「まちづくり」の大切さを実感しました。日越大学は、このような国際交流プログラムを通じて、異文化間の理解を深めるとともに、地球規模の環境問題に対する意識を高め、将来の国際的な協力に貢献できる若者の育成に寄与していきます。