科学技術振興機構(JST)の「さくらサイエンスプログラム」は、世界の優秀な若者を日本に招待し、最先端科学や日本文化を体験する機会を提供しています。7月には、福岡アジア都市研究所と早稲田大学の協力のもと、日越大学から18名の学生がこのプログラムで日本を訪れました。
■福岡アジア都市研究所「福岡から、都市成長を支える人材育成」
福岡アジア都市研究所には、7月3日から9日までの間、大学院(修士)地域研究プログラム3名と学部日本学プログラム5名、合計8名の学生及び1名の教員が招かれました。アジア交流拠点都市づくりと都市評価、そしてウェルビーイングに関連する講義やワークショップ、施設視察を行いました。また、福岡市内の大学訪問においては、ベトナム進出や海外事業の課題、社会福祉と年金制度について学ぶ機会もありました。
■早稲田大学社会科学部「アジアを学際的視点から考える」
早稲田大学には、7月3日から12日までの間、学部日本学プログラムの学生10名が招かれました。学生たちは学内の授業やゼミ、そして国際交流センター(ICC)での国際交流プログラムに積極的に参加し、様々な視点から日本の科学技術や日本文化に触れることができました。UNHCRの宮澤哲氏による「グローバルな人の強制移動とUNHCR」の講義では、活発な質疑応答が行われ、学生が熱心に質問の答えに聞き入っていました。さらに、肥後細川庭園での茶道体験など、日本の文化体験も行われ、学生たちにとって貴重な体験となりました。